政府は、「106万円の壁」への対策として、従業員が社会保険に加入しても手取りが減らないような取り組みを行った企業に対して、1人当たり50万円を上限に助成する方針としています。また、この新たな助成制度を含めた「年収の壁」に関連する総合的な支援強化策を講じる方針も示されています。
「年収の壁」のために働く時間を調整している人のうち、「働き損にならないなら勤務時間を増やしたい」と考えている人の割合は7割超に上るとの新聞報道もあります。助成金によって就業調整を減らすことができれば、人手不足に対する有効な対策になると期待されています。
澤田匡央税理士事務所・事務所通信11月号を参考にして編集