記録的な円安が続く中、 海外企業との外貨建取引が多い会社では、売上発生のタイミングと売掛金の入金タイミングのずれに よって、 為替の差異が生じやすくなっています。
外貨建取引は、原則として、当該取引発生時 の為替レートによる円換算額で計上します。 円転による入金時の差額は「為替差益(差損)」 として処理します。
決算期末に売掛金、 買掛金 等の残高があり短期外貨建資産等に該当する場合は、「決算日」の為替レートで計算します。
(税務上、 発生時換算法の届出を行っている時は不要とされます)
為替レートは、原則として、 その日の電信売相場 (TTS) と電信買相場 (TTB) の仲値 (TTM) で換算します。 また、 継続適用を条件に、前月末日・前週末日の 為替レートや、前月平均・前週平均の為替レートで計 算することも認められます。