「限界利益」は、人件費や広告宣伝費などを支払う原資になります。限界利益を増やすことができれば、新しい機械の導入、従業員の給料アップ、販売促進や商品開発の強化などに、より積極的に予算を投じられるようになります。
経営において、売上高と並んで重要な指標となるのが「限界利益」です。
限界利益は、売上高に比例して増減する仕入や外注費などの「変動費」を売上高から差し引くことで求められ、人件費など売上高の変化にかかわらず支払いが必要となる「固定費」をまかなう原資となります。
資源高、円安の影響で原材料や燃料等が値上がりしている状況では、企業間競争も激しく、何も手を打たないと限界利益率が低くなる傾向にあります。「昨年より利益が出なくなった」と感じている場合、今一度、自社の限界利益をしっかり確認しましょう。