インボイス制度の開始後、PDFをはじめとした電子データによる 「電子インボイス」を受け取っ ている会社も多いことでしょう。電子インボイスの一種で、世界各国はもちろん、日本でも現在 導入が進んでいる 「ペポルインボイス」 について解説します。
「Peppol(ペポル)」とは、受発注や請求に かかる電子文書をネットワーク上でやりとり するための国際標準規格です。
同規格は、ベルギーにある国際的な非営利組織 「OpenPeppol」 という団体により管理されており、現在はEU(欧州連合)をはじめ、シンガポールやオーストラリア、ニュージーランドなど、世界30か国以上で採用されています。
日本においては、2021年9月から、 デジタル庁が「OpenPeppol」のメンバーとなり、日本におけるペポルの管理局(Japan Peppol Authority)として、ペポルネットワークでやりとり可能な電子インボイスの標準仕様を策定・管理しています。 この「ペポルネットワークでやりとりされる電子インボイス」を、「ペポルインボイス」と呼んでいます。