24時間稼働しているパソコンが、ハングアップする問題に直面したことはありませんか? 私たちの事務所でも同様の問題が発生し、原因を特定して解決に至ったプロセスを共有します。この記事では、Windows 11を使用する事務所のパソコンで発生したハングアップ問題の解決方法を、わかりやすくご紹介します。
事務所のパソコンが休日後にハングアップする問題を調査するため、Windowsの「イベントビューア」を使用しました。イベントビューアは、システムのログを記録し、問題の原因を特定する強力なツールです。以下の手順で確認しました:

このログから、Windows Defenderの自動更新がハングアップの原因の一つである可能性が浮上しました。
さらに調査を進めると、Windows Defenderに関連するタスク(「Windows Defender Scheduled Scan」「Windows Defender Verification」など)が、適切なスケジュール設定なしにランダムなタイミングで実行されていることがわかりました。これが、長時間稼働中にシステム負荷を高め、ハングアップを引き起こしていると推測されました。
ポイント: Windows Defenderのタスクがスケジュールされていない場合、システムの状況に応じて予期せぬタイミングで実行され、負荷がかかることがあります。
問題を解決するため、Windows Defenderの4つのタスク(「Windows Defender Verification」「Windows Defender Scheduled Scan」「Windows Defender Cache Maintenance」「Windows Defender Cleanup」)の実行時間を、業務時間外の適切なスケジュールに設定しました。以下は設定内容です:
設定は「タスクスケジューラ」を使用して行いました。手順は以下の通りです:


-ScanType 1)を指定し、負荷を軽減。この設定を実施後、ハングアップ問題が大幅に改善しました。以下の点に留意することで、さらに安定性を高められます:
この解決策は、税理士事務所のような環境で、Windows 11のパソコンを安定して運用するための参考になるはずです。類似の問題でお困りの場合、ぜひ試してみてください!