新しいパソコンにThunderbirdのメールデータや設定を移行する際、以前ご紹介した「プロファイルフォルダのコピー方法」がうまくいかなかった方もいらっしゃるかもしれません。今回は、Thunderbirdの「エクスポート/インポート」機能を使って、データをZIPファイルで簡単に移行する方法をご紹介します。この方法は、プロファイルフォルダの場所を探す手間を省き、直感的に操作できるのでおすすめです。スムーズにデータ移行できるよう、わかりやすく解説します。
必要なもの
- 移行元のPC(Windows/Mac)と移行先のPC
- Thunderbird(移行元と移行先で同じバージョンを推奨)
- USBメモリ、外付けHDD、またはクラウドストレージ(OneDriveなど)
手順
1. 移行元のPCでのエクスポート
- Thunderbirdを起動
移行元のPCでThunderbirdを起動します。メールの送受信が進行中だとデータに影響が出る可能性があるため、インターネット接続を一時的に切断することをおすすめします。
- エクスポート機能を開く
右上のメニューボタン(三本線)をクリックし、「ツール」→「エクスポート」を選択します。
- プロファイルをZIPファイルで保存
「すべてをエクスポート」を選択し、保存先(例:デスクトップやUSBメモリ)を指定します。ファイル名は「thunderbird_backup.zip」のようにわかりやすく設定してください。エクスポートが完了すると、指定した場所にZIPファイルが作成されます。
- ZIPファイルを移行先に移動
作成したZIPファイルをUSBメモリやクラウドストレージ経由で新しいPCに移します。クラウドを使用する場合、同期が完了するまで待ってください。
ポイント: エクスポート中はThunderbirdを閉じないでください。また、データサイズが大きい場合、エクスポートに時間がかかる場合があります。
2. 移行先のPCでのインポート
- Thunderbirdをインストール
新しいPCにThunderbirdをインストールします。移行元のバージョンと同じものをインストールしてください。公式サイト(https://www.thunderbird.net/)から最新版を、またはアーカイブ(Mozillaアーカイブ)から旧バージョンをダウンロードできます。
- Thunderbirdを一度起動
インストール後、Thunderbirdを起動して初期設定を完了させ、すぐに閉じます。アカウント設定はまだ行わないでください。
- インポート機能を開く
Thunderbirdを再起動し、右上のメニューボタン(三本線)→「ツール」→「インポート」を選択します。
- ZIPファイルをインポート
「プロファイル全体をインポート」を選択し、移行元からコピーしたZIPファイルを選択します。インポートが完了するまで待ちます。
- データ確認
インポート後、Thunderbirdを再起動します。メール、アカウント設定、アドレス帳が正しく反映されているか確認してください。必要に応じて、メールアカウントのパスワードを再入力します。
よくある問題と解決方法
- インポートが失敗する
ZIPファイルが破損している可能性があります。移行元のPCで再度エクスポートを試みてください。また、移行元と移行先のThunderbirdのバージョンが一致しているか確認してください。
- 一部のメールが表示されない
エクスポート時にデータが欠損した可能性があります。ZIPファイルのサイズが極端に小さい場合は、再度エクスポートしてください。
- パスワードエラーが出る
新しいPCで初回起動時にメールアカウントのパスワード再入力が必要です。事前にパスワードを準備しておくとスムーズです。
注意: データ損失を防ぐため、移行元のZIPファイルを別の場所(USBやクラウド)にバックアップしてください。また、クラウドストレージを使用する場合は、同期中のデータ破損を避けるため、ローカルにコピーしてから作業してください。
まとめ
Thunderbirdのエクスポート/インポート機能を使えば、プロファイルフォルダの場所を探すことなく、簡単にデータ移行が可能です。皆様が、この方法でスムーズに新しいPCに移行できることを願っています。もし問題が発生した場合は、Mozilla公式ヘルプをご覧ください。
