棚卸資産とは、企業が販売・製造・事業運営のために保有する資産のこと。商品だけでなく、製造途中のものや社内で使う消耗品も含まれます。
| 種類 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 商品 | 販売目的で購入した物品 | 小売店の商品、卸売りの仕入品 |
| 原材料 | 製品を形成する主要材料(未使用) | 工場で使う部品、原料 |
| 仕掛品 | 製造途中で加工中のもの | 組み立て中の製品 |
| 半製品 | 中間加工が終わり、貯蔵中のもの | 販売可能な中間製品 |
| 製品 | 最終工程まで完了した製造品 | 完成品、在庫商品 |
| 貯蔵品(消耗品) | 工場・営業・事務用に使う未使用の消耗品 | 事務用文具、コピー用紙、未使用の収入印紙、包装材料 |
棚卸資産の取得価額は「購入代価」だけではありません。引取運賃・荷役費・運送保険料など、取得・販売のために直接要した費用も含める必要があります。
これらを誤って費用処理すると、在庫が過少計上され、税務調査で指摘されやすいです。
以下の費用は、棚卸資産の取得価額に算入せず、経費として処理できます(法人税法基本通達5-1-1の2)。
| 費用 | 内容 |
|---|---|
| 保管費用(保険料含む) | 長期保管を目的としない通常の保管費用 |
| 税金関連 | 不動産取得税、地価税、固定資産税、都市計画税、特別土地保有税 |
| 登録関連 | 登録免許税その他登記・登録費用 |
| 借入金利子 | 棚卸資産取得のための借入利息 |
棚卸資産の正しい計上・評価は、決算の正確性と税務リスク回避に直結します。
当事務所では、巡回監査で棚卸資産のチェックリストを提供し、決算時のミスを未然に防ぎます。
棚卸資産でお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください!
出典:国税庁「法人税基本通達 第5章 棚卸資産の評価」、TKC会計処理マニュアル 等