事務所のホームページの利用状況を収集し分析するためにGoogleのAnalyticsを利用しています。
「Analytics」を利用することで、訪問者の行動、利用パターン、ユーザー獲得のソースなどの貴重な情報を理解し、ウェブサイトのパフォーマンスを改善し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
ある日、iPhoneで「Analytics」を確認じていると、『メディア「referral」でのキャンペーンのユーザが急上昇』というアラームが出ました。
これは異常事態です。
「Analytics」において「referral」(リファラル)は、訪問者が他のウェブサイトからリンクを経由してあるウェブサイトにアクセスしたときに使われる用語です。つまり特定のサイトからアクセスが頻発しているということです。これは怪しいです。
どのサイトからアクセスかを確認します。Analyticsで、レポート→集客→ユーザ獲得 を確認します。
「最初のユーザーのメインの・・・」のドロップダウンリストで、「ユーザの最初の参照元」をクリックします。
すると、「rida.tokyo」という参照元が確認できました。「rida.tokyo」はスパムの参照元サイトであると報告されています。このサイトは、Google Analyticsのデータを歪めるために偽のトラフィックを送信するリファラースパムを行うことが知られています。このようなスパムは、アナリティクスデータの正確性を損ない、ウェブサイトへの訪問者数やその他の重要なメトリックスに関する誤解を招く可能性があります。また、「rida.tokyo」は怪しいウェブサイトへリダイレクトすることがあり、セキュリティ上のリスクを伴う可能性があります
リファラースパムとは、ウェブサイトのアナリティクスデータを歪めるために、偽のリファラー情報を大量に送信することです。これにより、ウェブサイトの管理者がアクセス解析を行う際、実際には訪れていないウェブサイトからの訪問があったかのように見せかけられます。この行為は、スパムを送信するウェブサイトの知名度を不正に高めたり、ウェブマスターをそのスパムサイトに誘導することを目的として行われることが多いです。
インターネットで「rida.tokyo IPアドレス」とかを検索するとIPアドレスを教えてくれます。「rida.tokyo」のIPアドレスは「77.222.40.224」です。「rida.tokyo」に直接アクセスしてはいけません。
リファラースパムを除外(フィルター)することで、リファラースパムの影響を最小限に抑え、Analyticsのデータの正確性を維持することができます。
Analyticsで管理ページを開きます。(歯車アイコンを押します。)
データストリーム→タグ設定を行う→内部トラフィックの定義 と進みます。
「内部トラフィックの定義」で「作成」を押します。「内部トラフィックルールの編集」で、「ルール名」「IPアドレス」を入力したら終わりです。「マッチタイプ」は「IPアドレスが次と等しい」を選択して、調べたスパムのIPアドレスを入力します。