最近、ASUSのマザーボードを搭載したデスクトップPCで、光学ドライブを起動デバイスとして設定しようとしたところ、BIOSの起動デバイス一覧に光学ドライブが表示されない問題に直面しました。この設定が必要だった理由は、FreeBSDベースのデータ消去プログラムをDVDから起動して、ディスクのデータを安全に消去したかったためです。
調査の結果、BIOSの設定で「CSM(Compatibility Support Module)」が無効になっていることが原因でした。CSMが無効だと、UEFIモードで動作するBIOSがレガシー光学ドライブを検出しない場合があります。特に、古い光学ドライブやレガシーブートを必要とするデバイスでは、この設定が重要です。
以下の手順で問題を解決しました:
F2
またはDel
キーを押してBIOSに入る。Advanced Mode
(F7
で切り替え)に移動。Boot
タブからCSM (Compatibility Support Module)
を選択。CSM
をEnabled
に設定。Boot Device Control
をUEFI and Legacy OPROM
に設定。F10
キーを押して設定を保存し、再起動。Boot Option Priorities
で光学ドライブを起動デバイスとして設定。この設定変更後、光学ドライブがBIOSで正常に認識され、起動デバイスとして設定可能になりました。
光学ドライブを起動デバイスに設定できたことで、DVDに記録したFreeBSDベースのデータ消去プログラムを問題なく起動できました。このプログラムは、ディスクのデータを完全に消去し、機密情報の漏洩を防ぐために使用しました。特に、古いPCを廃棄する前や再利用する際のデータ消去に役立ちました。
ASUSのBIOSで光学ドライブを起動デバイスに設定できない場合、CSMの設定を確認することが重要です。UEFIとレガシーデバイスの互換性を確保することで、この問題を簡単に解決できます。同じ問題に直面している方は、ぜひこの手順を試してみてください。