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年末調整特集 ⑤年末調整までの準備スケジュールと効率化のポイント


2025年の年末調整は、税制改正に伴う申告書の変更や新たな控除の導入により、準備がより重要になっています。この章では、円滑な年末調整のためのスケジュールと、効率化のためのツール活用のポイントを解説します。早めの準備で、ミスなくスムーズに進めましょう!

1. 年末調整の準備スケジュール

年末調整を効率的に進めるためには、時期ごとの準備が欠かせません。以下のスケジュールを参考に、計画的に進めましょう:

時期 準備事項
~9月
  • 令和7年分の所得税に関する税制改正の概要を把握する。特に、基礎控除・給与所得控除の見直しや、特定親族特別控除の新設について理解を深める。
  • 従業員向けに改正内容を簡潔に説明し、準備の必要性を周知する。
10月
  • 必要な申告書(「給与所得者の基礎控除申告書」「給与所得者の配偶者控除等申告書」「給与所得者の特定親族特別控除申告書」「所得金額調整控除申告書」)を従業員に配布。
  • 申告書記載時の注意点(例:正確な年収見込み額の入力、家族情報の確認)を従業員に周知。
11月
  • 扶養親族等の異動(結婚、出生、就職など)があった従業員から、「扶養控除等申告書」などの提出を再度受ける。
  • 提出された申告書の内容をチェック。年収見込み額や家族情報の正確性を確認し、不備があれば修正を依頼。
12月~1月
  • 12月最後の給与支払日までに、提出された申告書を基に源泉徴収税額と確定所得税額の差額を計算・精算(年末調整の実施)。
  • 1月31日までに、令和7年分の「給与所得の源泉徴収票」を作成し、従業員に交付。特定親族特別控除を適用した場合は、源泉徴収票にその旨を記載。

特に、10月~11月の準備が重要です。従業員が正確な情報を提出できるよう、早めに案内を徹底しましょう。

2. 2025年年末調整のポイント

令和7年分の年末調整は、税制改正により以下の点に注意が必要です:

  • 申告書の変更と追加:基礎控除、配偶者控除、特定親族特別控除、所得金額調整控除の申告書が一つの兼用様式になり、記載項目が増加。従業員が正確に記入できるよう、事前説明が重要。
  • 年収見込み額の重要性:基礎控除、配偶者控除、特定親族特別控除の適用可否や控除額は、従業員本人や配偶者、子の年収見込み額に基づいて決定。給与明細や源泉徴収票を確認し、正確な金額を把握。
  • 特定親族特別控除の新設:19歳以上23歳未満の子の年収が123万円超~188万円以下の場合は、特定親族特別控除が適用されるため、子の年収確認が必須。
  • 給与計算担当者の役割:提出された申告書のチェックを入念に行い、計算ミスや記載漏れを防ぐ。特に、控除額の段階的縮小(例:配偶者特別控除や特定親族特別控除)に対応できるよう、最新の税制情報を確認。

3. 効率化のためのツール活用:TKCまいポータル

2025年の年末調整は、改正による複雑さから手作業での対応が難しくなっています。そこで、効率化ツール「TKCまいポータル」の活用がおすすめです。このツールは、以下の特長で年末調整を劇的に簡素化します:

  • 自動計算機能:従業員や家族の年収見込み額を入力するだけで、所得金額、基礎控除、配偶者(特別)控除、扶養控除、特定親族特別控除の適用可否と控除額を自動計算。計算ミスや転記ミスを防止。
  • 簡単入力:以下の4ステップで申告書作成が完了。
    1. 本人・家族情報の入力:従業員本人、配偶者、扶養親族の年収や個人情報を入力。
    2. 所得金額調整控除情報の入力:該当する控除情報を入力。
    3. 保険料控除情報の入力:生命保険料や地震保険料などの控除情報を入力。
    4. 入力内容の確認・提出:入力内容を確認し、提出準備を完了。
  • ユーザーインターフェース:直感的な入力画面で、住所や障害の有無などの変更も簡単。家族構成の変更(例:子どもの追加)にも柔軟に対応。
  • チェックの簡便さ:給与計算担当者が提出書類を確認する際、自動計算結果を基に効率的にチェック可能。

「TKCまいポータル」を活用することで、従業員は入力ミスを減らし、給与計算担当者はチェック業務の負担を軽減できます。複雑な税制改正にも対応し、スムーズな年末調整を実現します。

4. 従業員への周知ポイント

従業員が正確な申告書を提出できるよう、以下のポイントを事前に周知しましょう:

  • 年収見込み額の確認:本人、配偶者、19歳以上23歳未満の子の2025年の給与収入(税込みの総支給額)を正確に把握。給与明細や雇用主からの情報を確認。
  • 家族情報の整理:扶養親族の異動(例:子の就職や結婚)や住所変更があった場合、最新情報を準備。
  • 申告書の記載方法:改正後の申告書は項目が増えているため、記載例やガイドを参考に正確に入力。特に、特定親族特別控除の適用には子の生年月日と年収が重要。
  • 提出期限の徹底:11月中の提出を促し、遅れによる混乱を防ぐ。

5. 今から始める準備

年末調整を円滑に進めるために、以下の準備を今から始めましょう:

  • 税制改正の理解:基礎控除(48万円→95万円)、給与所得控除(最低55万円→65万円)、特定親族特別控除の新設など、2025年の改正内容を把握。
  • 従業員への早期案内:9月~10月に改正内容と申告書の配布スケジュールを通知。説明会や資料配布で理解を促進。
  • ツールの導入検討:TKCまいポータルなどの効率化ツールの導入を検討し、試用や従業員向け説明を実施。
  • 年収・家族情報の収集:従業員に年収見込み額や家族構成の確認を依頼。必要に応じて、給与明細や源泉徴収票のコピーを準備。
  • チェック体制の構築:給与計算担当者向けに、申告書チェックのガイドラインを整備。計算ミスや記載漏れを防ぐための確認フローを確立。

これらの準備を進めることで、従業員と給与計算担当者の負担を軽減し、正確な年末調整を実現できます。特に、改正による複雑さに対応するため、早めの準備とツール活用が鍵となります。

年末調整の準備やツール導入でお困りの方は、当事務所がサポートいたします!

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澤田匡央税理士事務所・事務所通信を参照して作成。

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