デジタル資産をめぐっては、管理や運用に関する知識の差などから、特に相続発生後に家族等が損失を受ける可能性があります。
そのため、デジタル資産の早期・適切な管理は、後々の家族等の負担を減らすだけでなく、トラブルに巻き込まれるリスクを減らすことにもつながります。
今のうちから、次のような対策をとると良いでしょう。
所有しているデジタル資産をリストアップし、一目でわかるようにしておきましょう。
作成したリストは、スマートフォンやパソコン等にデジタル形式で保存するよりも、紙に出力してファイリングするなど、アナログで管理するほうが、「アクセスできない」といったトラブルを防ぐことができます。
対策① で作成したデジタル資産のリストおよびファイル等は、 その保管場所を、家族等の一部の信頼できる存在に共有しておくと良いでしょう。
共有するリストには、資産の一覧に加え、ログインするために必要なIDやパスワードも一緒に書き留めておきましょう。
また、パスワードを変更したら、その都度 更新した情報に差し替えておきましょう。