大学生や高校生がアルバイトをする際に注意すべき点は、「稼ぎすぎ」です。年収が103万円を1円でも超えると、自分の所得税だけでなく、親など扶養家族の税負担も増加し、結果として世帯の手取り収入が減少する可能性があります。
アルバイトをする人が税制上の扶養に含まれるためには、年収が103万円以下である必要があります。年収が103万円を1円でも超えると、扶養範囲を外れ、扶養控除が適用されなくなり、結果として親の税金が増加します。
勤労学生控除を利用する学生の場合、本人のバイト代に対する所得税は年収130万円まで非課税ですが、103万円を超えると扶養者の税負担が増え、世帯の手取りが減少する可能性があります。
年収103万円の制限は月単位ではなく、1月から12月までの年間累計で考慮されます。複数のバイトを掛け持ちする場合や途中で辞めた場合でも、全ての収入の合計が該当します。