Excelで4変数のレーダーチャートを作成したら、時計の針でいうと、12時→3時→6時→9時の時間に値がプロットされます。
Excelでは、レーダーチャートの形式はこれしかなくて、45度右に回転したい場合は、工夫が必要です。
例えば、物理・数学・化学・英語の成績をレーダーチャートに描くと下図のようになります。
物理・数学・化学・英語の成績の間に一行仮想の変数を挿入することで、右に45度回転します。
これで、成績の位置は45度回転できましたが、レーダーチャートになっていません。
それぞれの成績の間(時計の12時・3時・6時・9時の位置)に成績と成績を直線に結ぶ的確な数値を格納することでレーダーチャートにします。
直線にするための位置を求めるのは簡単な計算で求められます。
具体的には、「XY座標を考える。原点を通る45度の角度の直線上の点と、原点を通る-45度の角度の直線上の点を結ぶ直線が、X軸と交差する点」を求めれば良い。
計算の過程は省略しますが、結論は、物理の成績をP、数学の成績をMとすると、
物理と数学の間を直線に結ぶためは、以下を計算すれば良い。
2×P×cos45°×M×cos45°/(P×cos45°+M×cos45°)
4成績の間を直線で連結する数値を入力すると下図のように45度右回転したレーダーチャートを描くことができます。
サンプルのExcelを貼り付けますので、参考にしてください。
radar chart
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