国(経済産業省・金融庁・財務省)による「経営者保証改革プログラム」が策定されました。金融機関に対して「経営者保証ガイドライン」を周知・徹底させることで、経営者の個人保証に依存しない融資慣行の実現を図ることが目的とされています。
経営者の個人保証に依存しない融資慣行の確立がさらに加速されます。金融機関からの融資の際に「個人保証」に依存しないものは全体の約3割にとどまっています。経営者による個人保証は、経営の規律付けや信用補完として機能し、円滑な資金調達につながっている一方、思い切った事業展開や事業承継、早期の事業再生を阻害する要因となることが課題でした。
そこで、各省庁が連携し、①スタートアップ・創業、②民間融資、③信用保証付融資、④中小企業のガバナンスの4分野に重点的に取り組むことが公表されました。