確定申告に向けて、申告が必要な収入や支出を確認しましょう。特に、補助金や協力金などの申告漏れに注意しましょう。給与所得者も、副業など一定の収入がある場合は申告が必要です。
(3)家事関連費は業務上必要な部分が経費
経費に計上できる費用は、収入を得るために直接または間接的に業務上要した範囲です。自分や家族の生活費、飲食費、医療費などの家事費は計上できません。
ただし、店舗兼自宅の家賃や、事業兼プライベート用の自動車関連費用などは、業務に必要な部分を按分して経費に計上することが可能です。この、事業とプライベート両方で使われている費用を家事関連費といいます。
家事関連費の按分比率は、業務上必要である割合が明らかに区分できるよう、事業者自身が設定します。
家事関連費
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基準例
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地代家賃、損害保険料、 減価償却費、修繕費、 固定資産税、火災保険料、 住宅ローンの利息など |
・面積 ・使用度合 ・一日の業務時間 |
水道光熱費、電話代、インターネット接続料 など | ・使用時間 ・使用頻度 ・照明器具の数 |
事業兼プライベート用自動車の保険料、自動車税、車検費用など | 業務に係る走行距離 |