「親族や従業員等に後継者候補がおりません。どうすればよいですか?」という質問があります。
M&Aという手法で会社を売却することも可能です。
M&Aとは、合併(Merger)と買収(Acquisition)の頭文字で、簡単に言えば、会社そのものを売り買いするという意味があります。
親族や社内等に後継者候補がいない場合には、従業員の雇用維持、取引先の仕事確保、経営者の老後の生活資金確保等のため、会社そのものを売却し、第三者に経営してもらうことも考えられる選択肢の一つです。
近年では、中小企業におけるM&Aの件数が増加しています。
M&Aには、会社の全部を譲渡する方法と、一部を譲渡する方法があり、それぞれ次のような手法があります。M&Aを行う際には、専門家と相談し、自社にふさわしい方法を選択することが必要です。
M&Aの手続は下の図のように、準備→実行→M&A後(ポストM&A)の大まかな3段階に分かれます。
この会社、誰に継がせようか? と思ったら…
円滑な事業承継のためには、後継者問題や財務・相続対策、法人化など様々な準備に早く取り組むことが必要です。