家族信託とは、財産を信頼する家族に託して管理してもらう方法のことです。
判断能力が低下した時のための財産管理手法で、認知症対策になります。
平均寿命が延びた反面、認知症等による判断能力低下というリスクが高まっています。厚生労働省の調査によると、2025年65歳以上の20%が認知症になると予測されています。
総務省の調査によると、2030 年時点の 80歳以上の金融資産は 429 兆円に達し、40 代以下の合計(327 兆円)を上回る見通しです。
判断能力が低下すると預金の解約や、不動産の売却ができません。
成年後見制度がありますが、裁判所の監督下に置かれるので制約が多いというデメリットがあります。