AアカウントでGoogleドライブにフォルダーごと保存したファイル。
このフォルダーのオーナーはAアカウントです。
Aアカウントでフォルダ内のファイルを誤操作しないようにするために、Aアカウントの権限を「アクセス不可」に変更し、フォルダーのオーナー権限をBアカウントに変更する方法を解説します。
Googleドライブでは、自分自身の権限を直接削除することはできませんが、フォルダの所有者権限を別のGoogleアカウントに移行することで、編集権限を手放すことができます。
Googleドライブで該当するフォルダを右クリックし、「共有」をクリックします。
共有ウィンドウで、「ユーザーとグループを追加」に別のBアカウントを入力します。
「権限」を「編集者」に設定して「送信」します。
共有設定の「権限」欄で、追加したアカウントをクリックし、「オーナーの移譲」を選択。
確認メッセージが表示されたら「招待メールを送信」を選択。
BアカウントのGMailにオーナーへの招待状が来ているので、「承認」する。
AアカウントのGoogleドライブで、対象フォルダーの共有設定で、Aアカウントの「アクセス権を削除」する。
以上で、AアカウントのGoogleドライブにアップロードしたフォルダーのオーナー権限をBアカウントに以上することができます。
ただし、オーナー権限を移譲したのはフォルダーのみ。
フォルダーに含まれるファイルのオーナー権限はAアカウントのままです。
Googleアプリのアクティビティ履歴からファイルの操作はできる状態です。
例えば、複数のExcelファイルを含むフォルダーをAアカウントのGoogleドライブにフォルダーごとアップロード。
その後フォルダーのみBアカウントにオーナー権限委譲。
この場合、Googleドライブのフォルダ操作では、フォルダーの中のExcelファイルにアクセスできませんが、Googleスプレッドシートアプリの閲覧履歴からExcelファイルにアクセスできます。
これは、フォルダーをアップロードしたアクティビティ履歴がGoogleスプレッドシートアプリにも展開されているからです。
さらに、オーナー権限委譲された場合、ドライブを消費するのは、移譲先のオーナーになるので要注意です。